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スピーカーの話1

スピーカーの話1


「スピーカーの話1」
悲しいことに最近では、『オーディオ』・・なんて死語でしょうか?

もし、趣味は『オーディオ』・・と言ったら相当、親父くさい?でしょうか?
『オーディオ』と言うこと自体が相当「カミングアウト」もん・・でしょうか?

小生、白状します。オーディオ・・・と言いますか、ステレオで音楽を聴くのが好きです。

たぶん小生の同世代の方たち(40歳代や50歳代)は、少なからずオーディオの洗礼を受けていらっしゃると思います。
今から35年位前は、若い人の欲しい家電品には、必ずのように「ステレオセット」が入っていたと思います。

当時はアナログ・レコードの時代・・・CDなんてまだありませんから・・・。
いい音で音楽を聞ける装置は、憧れでした。

昭和45年頃、高校生の小生は、剣道に明け暮れてはいたのですが、たまに学校の帰りに御茶ノ水の「オーディオ・ユニオン」さんに寄り道して、高級な試聴室の片隅で「音」を聞いたりしていました。

鳴っていたスピーカーはタンノイとかアルテックとかJBL・・・。今でもタンノイやJBLは良く見かけますね・・・。アンプはマッキントッシュやマランツ。

タンノイのGRFだったでしょうか?凄く生々しい音でクラシックを奏でていました。
もう引き込まれるような音の良さ、生演奏?と言うのはこう言うものだろうか?・・とか思ったものです。(本物のシンフォニーなんて聴いたことがありませんでしたから)


CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-タンノイ CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-JBL
※写真は左からタンノイの現行機種ターンベリーHEとJBLの現行のモニタースピーカー4348です・・※

当時でもこういうブランドは、ちょっと揃えると100万円以上したと思います。
本当にお高い商品で、単なる憧れでした・・・。

当時、我々でも手が届いたメーカーは、国産の御三家・・・などと言われるトリオ(現在のケンウッド)山水、パイオニア・・さんですかね。
スピーカーではダイヤトーン(三菱)の評判が良かったと思います。
何しろ、あの厳しいNHKに正式に採用されていたモニタースピーカーは三菱製でしたから・・・。
今では三菱はオーディオから撤退しちゃってます。
・・・本当にこう言う優れた日本の技術の継承ができないことは、社会的な損失のように思いますし、寂しい限りです。

小生の生家では、父がそれなりのセットを揃えてくれていました。
スピーカーはパイオニアCS-E900。アンプとチューナーは山水のAU(TU)888。ターンテーブルはPL-41C。全部・・・今でも覚えていて本人も驚きますが、忘れられない型番です。

CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-パイオニアCSE CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-サンスイ
※写真は左から愛器のCS-E900とAU-888・・※

そんな高校時代の通過体験?はあるのですが、その後40歳代まで、住宅事情の問題もあり、結局、装置を買っても大きな音では聞けないし、『オーディオ』を忘れつつありました。

ミニコンポ(こだわってミニコンポの中では本格的と言うか、良い物にはしていましたが・・・)を買ったりはしていたので、それなりに好きでしたが、自分の中で優先は下がっていたと思います。

それが、ある時、出張でアメリカのエレクトロニクス・ショウに行っていた時に、大きな転機を迎えます。そこで小生は衝撃的な体験をしたのです。

本来の出張目的は、携帯電話や通信機器、PDAのリサーチだったので、オーディオのブースは覗く程度だったのです。

巨大なCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショウ)の会場を、足を棒のようにしつつ、ブラブラしながら歩いていて、本当になんとなく立ち寄ったブースで、驚くほど心に響く音楽が鳴っていました。

装置は小型のスピーカーでした。
アンプは確か超高級品(フランス製?)だったと思いますが、音の主のスピーカーは、幅25cm、高さ50cmくらいの物でした。

とても生々しくて、音楽が心に飛び込んでくるようで一瞬立ちすくんでしまう程でした。

鳥肌が立ちました。

感動しました。

このスピーカーのメーカーはEPOSと書いてありました。
このEPOSを買うことはなかったのですが、この出会いが、その後の小生のもう一つの趣味、スピーカーの自作へと繋がって行くのです・・・。
CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-EPOS
※EPOSの現行機種からイメージの近いM5を・・・※


そのあたりのお話は次回に致しますが、若い方々にお薦めなのは、良い装置で音楽を聞くことです。
もちろんCDラジカセは十分に良い音です。
十分以上に水準の音が手軽に楽しめます。
これがあまりに手軽で良い音なので、オーディオの出る幕が無くなったと言って過言で無いほどCDラジカセは良いと思うのです。

ですが、あえてお薦めするのは、面倒くさい「バラバラ」の単品のコンポで、できれば大型のスピーカーで音楽を聴くことです。
それまでに聞いた事の無い音が聞こえると思います。
自分の持っていたCDに、こんなに情報が入っていたのか?と言うくらい違うと思うからです。

実際拙宅に遊びに来られた20歳代の人が、「凄い・・・生みたい・・・僕も作ります・・・。」などと嵌ってしまった例もありまして、体験するのは良いことかと思います。
個人の価値観ですから、「そんな事気にしない・・・」のも、もちろん結構です。
だから、ただのオジサンのお薦め、ご紹介なのです。

人生っていうものは皆さん平等に、一回のチャンスです。
「オーディオ」もお試しになる価値はあると思います。
試して、知っても、それに価値を見出さない時は、それはそれで良いと思いますので、この話、忘れてください。

趣味ですから「好み」もありますが、これがうまく合いますと、音楽を聴くことも人生の楽しみ・・・ちょっと大げさですが・・・になると思います。

では、この続きの「自作話」を次回に・・・。



02-20-06 02:05 |

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東京の日本橋で小さな会社(ビー・ナチュラル㈱)をやっております。
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