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松任谷由実さんの曲

松任谷由実さんの曲


「松任谷由実さんの曲」
今まで、なかなか人に話していないのですが、小生、自分達の世代の・・・同時代を生きるアーティスト・・・松任谷由実さんの「隠れ大ファン」なのです・・・。


松任谷由実さんは、確か小生の1歳年上で、学年は二つ上だったと思います。
あまりにもポピュラーと言うか、この人の曲を好きだと言うと、男のくせに女々しいと思われるのでは?とか、色々考えすぎもし、さらに、なぜか多少の気恥ずかしさも有り、この件あまり言っていませんでした。

・・・ですが、松任谷由実さんの曲が、大好きなんですねー。


アルバムもアナログレコードの時代に、レンタルしてカセットにコピーしたモノを殆ど持っていたのです。
このカセット!気合の入ったメタルテープにドルビーBを掛けてダビングしていました。
メタルテープです!!・・・カセットでは、気合いの「よそ行き」・「一張羅」のメタルを投入していた特別なアーティストさんが松任谷由実さんなのです。


もちろんレコードもかなり持っていました。

もともとの松任谷由実さんの曲との出会いは、当時の年下の女子の友人に・・「凄く良いから聴いてみてよ・・」とレコードを借りた事がキッカケでした。確か、「コバルトアワー」と「14番目の月」・・と言うアルバムを貸してくれたのです。


一発で嵌りました。

・・・買いました。この2枚から・・・。

で次に数ヶ月掛けて1枚目と2枚目の「ひこうき雲」と「ミスリム」を買いました。
いきなりレコード4枚を手に入れたわけですが、当時ですから、小生も浪人から大学1年の頃で、お金がなくて・・・、レコードは安いものではありませんでしたが、だんだんに買っていったのです。


そこには「歌謡曲」とは違う、なにか新鮮なセンスが溢れていました・・・。

演奏では、バックの方も今にして思えば、大変な大御所の方たちのようで、細野晴臣さんとかが支えていたようです。凄いです。


『シンガーソングライター』・・・新鮮な響きでした。
へえ、自分で詩も曲も作って、しかも歌うんだ・・・と驚いたものです。
松任谷さん・・いや旧姓の荒井由実さんは、何と言っても小生に、最初に『詩』というものを意識させてくれたアーティストなのです。


『詩』が良いのです。荒井由実さんは・・・。


言葉の選択、響きの選択、これがとっても良いのです。
それと由実さんの声の質・・・。

たまらなく切ないというか、品が良いというか・・。
油性でこってりと歌い上げる歌唱では無いのですが、心に強く残るし、飽きない歌声・・。

『ザ・透明感』とでも言うのでしょうか・・・。


当時小生は、全く勝手に、荒井由実さんのイメージを決めていました。
「深窓の令嬢歌手」・・・良いお家・・に育った、凄いお嬢さんのシンガーソングライター・・・と決めていたのです。

だって、ピアノが弾けて、美術の大学に通ってて、曲を書いて、歌うんですよ!!
こう言う才能が育まれる環境は・・「ええとこのお嬢」・・ですから。

声も好き、詩も好き、曲も良い・・・でした。


ビックリしたのです。
海を見ていた午後・・では「ソーダ水の中を貨物船が通る」・・・んです。
情景描写なんですね・・高度に現代の流行などを使いつつ、実は感情まで表現した・・・。


「サーフボード直しに、ゴッデス(GODDESS)まで行くと言った」・・・んです。
「茅ヶ崎までの間、あなただけを思っていた」んですから・・。

じゃあ茅ヶ崎を過ぎたら他の人を思うのか?って突っ込んではだめで、そう言うタイミングや気分がきっと素直なんだなって・・・、そう言う理解を・・・。


格好良いというか、当時の旬と言うか、チョットだけミーハーと言うか・・。軽さもあるし・・・。
でも、確実に時代の気分を写し取っている情景描写に感情が緻密に織り込まれているのです。

難しくないし、すーっと心に入ってくるし、でもかなり心に響く、残る表現だし・・・。
巧みです。


本当に、当時の同世代の人の気分や・・・当時の若者が憧れるような人たちの姿・・ライフスタイル等を表現していた・・と思っています・・・。


現実の小生は、サーファーでもないし、サーフボードも車も無いし、ダサいし、もてない奴でしたから・・・。
とりあえず法学部に通ってて、志もなくて、スキーだけ大好きで、バイト漬けで・・・。

こうして松任谷さんに若い時に共感?して以来、その後30歳でも、40歳でも松任谷さんが好きでずーっと来ています。


こういう人、実は結構多いんじゃ?と思います。

小生の「青春の音楽」が、松任谷さんなんだ!と一番自覚したのは、30歳くらいの頃、人生の転機があった時でした。

色々生き方が下手で、回りにも迷惑をかけ、ノイローゼにもなり、かなり落ち込んで職も辞して、転勤先から東京に逃げ帰るように戻る時、新幹線の中で聴いていたのは、ウォークマンに入れたユーミンのカセットでした・・・。

海を見ていた午後・・とか聞きながら東京・・・つまり故郷に帰ってきたのでした。
本当に落ちてました・・・あの時。

そう言う時に聞きたいと思うんですから、やはり何か心が求めるものが・・・あるんですね。そう思います。

透明感・・・。素直さ・・・。

特に初期の荒井由実さんは、聞いていた当時の自分の年齢・感受性の影響もあって最高!最高!なのです。

それから、そうそう、彼女の歌で学んだ事も多かったですね・・・。


真珠のピアス・・・なんて『詩』に驚きます。
ベッドの下にワザと片方捨てた真珠のピアス・・を新しい彼女と発見するだろうって詩です。
たまげました・・・。そう言う子は殆ど存在しないでしょうが・・・。でもあり得るし・・。
他にも沢山あるから名曲をあげたらキリが無いのですが、気になる度に更新すると言う事で・・・。


例えば、
『さざなみ』・・・これは曲として、最高で、僕にとっては「ザ・ユーミン」です。
本当にセンスの良い曲です。曲のテンポ、メロディー、歌詞、すべて松任谷さんで無いと出来ない曲では・・・と思います。


『中央フリーウェイ』・・高速道を扱ってドライブものの曲はもう出てこないのではと言う決定的な曲・・・。調布基地を追い越し、山に向かっていけば、たそがれがフロントグラスを染めて広がる・・・。・・・右に見える競馬場、左はビール工場・・・情景の描写が自分のドライブ時に再現する・・・シミュレーションなんです。
愛してるって言っても聞こえない風が強くて・・・これはオープンカーですね。
本当に優れた曲だと思います。いまでも中央道通る時は聞きたいし・・・。


『14番目の月』・・詩のインパクト・・・次の夜から欠ける満月より14番目の月が好き・・考えたものだ・・・最高の手前の感覚・・・女性らしいなあと思いましたね・・。


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それから、レコードなどはどうなったかですが、CDの時代が来てしまい、もうレコードはダメだな・・と誤解してこれらを処分し、CDをそこそこ買いました。

音楽フォーマットの変遷の被害者・・・。大げさですね。

現在ではCDも殆ど買ってますし、アナログも結構買いました。

かつて金が無くて買えなかったのですが、今はオークションなどを利用して安価に揃えて行けますから・・・。

残念なのは高音質のSACDが一枚も無いことです・・・。

松任谷由実さんの仕事が、デジタルでは、圧縮やサンプリングで「切られた物」しか存在しない・・・。

これは「悔しい気持ち」ですね。良い仕事はそのまま記録して欲しいですね。

全作品をSACDにして欲しいです。
もし、SACDがあったら、時間を掛けて根性で揃えていきますね・・・きっと。


02-14-07 16:43 |

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