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ランタンのレストア・フォト・レポート3(バルブ周辺)

ランタンのレストア・フォト・レポート3(バルブ周辺)


ランタンのレストア・フォト・レポート3は(バルブ周辺)のパーツの整備・チューニングです。
細かい話しですが、ご辛抱よろしくお願いします。
ランタンのメンテナンスとして見た場合は、このバルブ全体を外した後の整備は、チョッと難
易度が高くて?上級編でしょうか?
例によりまして(ご紹介するやり方が、正しいかどうか?という面はございますので、お許し
ください)

CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-緑さび 1  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-真鍮ブラシ 2

写真はタンクから外したバルブです。タンク内のガソリンに浸かる部分が、緑色に錆びてい
ます。真鍮の錆びです。この状態は、ごく普通・・・です。右側に伸びる黒いパイプはジェネ
レーター(ガソリンが気化し・・・ガス化するパイプ)。大変汚れています。

このバルブ周辺はバラバラにしてから、汚れを落とし、部分的に研磨修正・チューニングし
、完成します。ではまず・・・。

①バルブの分解と花咲かG漬け込み
 まずバルブをバラバラにして、小さな(歯ブラシくらいの)真鍮のワイヤーブラシ(上の写真
 )でブラッシングして汚れを落としてから、花咲かGに漬け込んで洗浄します。
 注意点があります。真鍮パーツは漬け込みを短時間(経験上4時間以内くらい?)にしま
 せんとピンクに色が付いて輝きが無くなり・・・くすんでしまいます。この「ピンク」はピカ
 ールで磨くと復活しますが、できれば注意した方が手間が無いです。

CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-弁当に漬け込み 3  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-ピカール 4
左が漬け込みの前の容器の写真です。バーナー部の真鍮の部品も一緒に漬け込みます
右は金属磨きのピカール(必需品)です。
 
②バルブステムの研磨・・・燃料のバルブ・・をゆるめて抜き取ります。
 小生はこの部品を研磨・チューニングします。円錐形のバルブの弁の部分が磨り減って
 傷が付いているのが普通ですので、電動ドリルにこのバルブを付けて、600番の耐水ペー
 パーで研ぎ、その後オイルストーンで研ぎ、傷を落とし綺麗に研磨します。仕上げはピカ
 ールをボロ布に付けて磨きます・・。ピカピカに鏡面のようになります。

CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-ドリル 5  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-ドリル オイルストーン 6   CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-バルブ 研磨済み 7
 この整備法は、かつてレストアしたランタンが、一度点火をするとバルブを閉めてもいつま
 でもホワホワと火が残り、なかなか消化しない症状で困っていた時に解決法として発見し
 ました。このランタンの完全な消火には、フィラーキャプ(燃料キャップ)を緩めてポンピン
 グした空気を抜く必要があったのです。しかし、この消火法は危険でした。
 ガソリンタンクの中の空気にはガソリンが気化してますから、ボワッと引火します・・・。
 とてもビックリしました。で、この修理をどうやるか?自分なりに工夫していて、バルブの
 パーツの円錐の面の傷の研磨!シール性の向上・・・に気が付いたのです。
 (バルブのナットの中・・シャフトにはグラファイトのパッキンがついています・・・。)

③フューエル・アンド・エアチューブを外して研磨チューニング
 緑に(緑青でしょうか)錆びたこのパーツも、重要なパーツです。燃料と空気をバルブ~ジ
 ェネレーターに運ぶパイプです。
 エアの穴のあたりを丁寧にブラッシングし、花咲かGに漬け込んで汚れを落とします。
 このパーツの洗浄では花咲かG・・・重要です。エアのパイプは液体くらいしか入らない隙
 間ですから・・・。

CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-フュエルチューブ外し 8  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-フュエル エア 分解 9  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-エアパイプ 穴 10

左がフューエルエアチューブを外すところ、中は部品・・外側と内側です。右のチューブの
ナットのすぐ下の穴は、ガソリンタンクの上の方に溜まる圧縮された空気を取り込むため
の穴です・・・この穴の詰まりはブラッシングと漬け込みで、絶対除去しませんと安定燃焼しま
せん・・・。

 研磨に関しては、このフューエル・エア・チューブの内部のパーツの頭を丸くする研磨が
 必要だと思います。・・・この内部パーツの先端は、バルブステムの円錐の腹の面に接し、
 全体が上げ下げされ、チューブ下側先端のガソリンの穴を針金が塞いだり・開けたりする
 動きをするのですが、バルブステムとの接点は本来、丸い頭の形状のはずですが、これ
 が四角く角張っているのが殆どなので頭を丸くしてバルブステムの円錐の腹面を傷つけ
 ないようにチューニングしています。

CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-フュエル 中 鋭角 11  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-オイルストン 12  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-オイルアップ 13

左、角ばった先端・・これは傷つく。中・右・・オイルストーンで先端を丸く削ります。

CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-中研磨 14  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-中 丸く 15  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-バルブアセンブリー 16

丸く仕上がった先端。これでバルブステムは傷が付きません。この後、仕上げはピカー
ルで・・・。バルブアッシー全体が綺麗になりました。緑の錆状態とは全然違います・・・こう
でないといけません。

CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-バルブセット 17  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-バルブアップ18  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-はなさか 19

左・中・・・パーツが並びますと、バルブ内部の円錐の腹の部分に、エアチューブ内部から
のパーツの頭が当たるところ・・・などが分かります。右・・・ちなみに花咲かGです・・・。


CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-バルブ部品そろい 22  CREATOR’S VOICE  開発マンの独り言-バルブ ディスク 21
綺麗になった漬け込み終了パーツ・・ご参考に・・。右はディスクの外しの写真です・・中央
のネジだけで取れます・・・念のため・・。

※最後に・・・グラファイトパッキンについて・・・バルブステム部のガソリン漏れには、パッキ
 ンの交換が必要な場合があります。どんなに締めこんでも、もれる時は交換です。
 ここにはパッキン自体がつぶれることでシールをしてくれるグラファイト(黒鉛でしょうか)
 のパッキンの交換をします。グラファイトパッキンはネット(オークション)などで入手でき
 ますが高価です。一個500円くらいします。必要に応じての交換・・・ですね。
 交換は手間が掛かります。ナットを外すとその内側にグラファイトパッキンがこびり付いて
 いますので、ドライバーの先などで突き崩し、チョッとづつ取り去ります。ナットの中が完
 全に綺麗になったら交換します。

 


06-20-07 15:40 |

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東京の日本橋で小さな会社(ビー・ナチュラル㈱)をやっております。
開発が好きな人間で、ここに仕事の事や趣味のことなどを書いております。

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